暑い~夏も終わるのにー、なんでこんなに暑いのーー
んー・・よし地図地図、どこか水辺の涼しい所がないかなぁー。
おっ?琵琶湖ねぇー。
そういえば行ったことがないなぁ。
よし検索検索っと・・・・・・
遥か昔、今の三重県伊賀市辺りに湖が生まれ数百万年かけて北上し現在に至る。古事記や万葉集など日本の歴史や文化に度々登場する、か。
琵琶湖を含めたこの一帯を「近淡海(ちかつあわうみ)」と言って、近江国の名前の由来になったとか。
また、日本で唯一淡水湖の島で人が暮らしていると。
おっ船が出ている、決めた、ここに行こう。
まずは電車でJR近江八幡駅に行きバスへ乗り換え。
バスを待つ間にコンビニで買い物、島にはお店が少ないと聞くので弁当を購入。
バスに乗り堀切港で下車して、いざ沖島へ。
・・・っで、なぜか少し前に船が出たばかり、しょぼん。
ふわぁ~暇だ・・・んっ・・・?なんか目があった。
?
イエーイ 猫様~
で一緒にゴロゴロー・・ゴロゴロっで出発の時間、船がいたので「その船乗ります」と言いながら慌てて乗船する。
船の旅は15分程、体に当たる風は海のものと違うが気持ちいい。
集落は港が中心になっており、家と家との間が狭く両手広げた位しかない所もある。
移動の中心は自転車かバイクで、メインの道は水辺沿いにある。
とりあえずその道を沿って歩いていこう。
すれ違う島民の方も、「こんにちは」と挨拶をしてくれる。
なんだか良い、今度はこっちから挨拶をしよう。
「こんにちは」
「ニャー」
んっ?人じゃなかった?
この島は猫も礼儀正しい。
「こんにちは」
「ニャーン」
「ニャー」・・・
なんか集まってきた?
適度な距離を保ちながら猫達は近づいてくれる。
島にある小学校のグランドを抜け、行き止まりまで歩くと水辺に赤い鳥居が見え、山側には弁財天様が祀ってある。
特に何かがあるわけではないが、のんびりするには良い所だ。
島をフラフラしていると、所々で猫達が遊んでいる。
島特有の時間に自然と溶け込みいつの間にか空は黄金色に、遠く本土の山間を見ながらゆっくりと暗くなっていく。
そろそろ島を出る最後の船の時間かな。
次は何をしようかな。
あっ、せっかく買った弁当食べるの忘れてしまった。
(島の猫は島民と共存しています、幸せな島のバランスが崩れるので餌やりは止めて下さい。ゆっくり仲良く遊んで下さい)
(お弁当や食事が出来る所はありますが、前もってご確認下さい)