「ラファ、おはよう。」
可愛いなぁ~
ごめんね、もう起きなきゃ・・・・
あ・・・!
起きなくていいんだ、今日から
昨日は産休前の最後の出勤日。
帰りがけ、同僚から思いがけず花束をもらい、涙しながら職場を後にした。
出産した後はきっと大変な毎日が待っているけど、それまでの1ヶ月半、家でのんびり過ごせることがとても嬉しく楽しみだった。
よーし、今しかできない事をしよう。
ゲームやろう。DVDたくさん観よう。そして・・・猫とずっと一緒にいよう。
朝起きて、猫にごはんをあげて
自分も朝食をすませて、洗濯して掃除して
あとはひたすら自由時間。
とりあえずラファとチョコと遊んで
午前中からドラクエ8をやりまくり
メタルキングきたぁーー!!と叫んで、猫は逃げてゆき
オットから長年勧められて続けていた、金八先生の第5・第6シリーズをようやく観はじめ
なんだんかんだで号泣し
猫と一緒に昼寝をして
ダラダラと過ごす時間
夕食の準備を簡単に済ませ、またひとしきり猫とイチャイチャして
夕食後、またドラクエ → コントローラー握ったままの、寝落ち。
ゲームで寝落ちなんて何年ぶりだろうか。
そして、なんて贅沢なんだ。
座椅子で寝落ちするとたいがい寝心地が悪くて起きる。
よいしょっと立ち上がると、おやつをもらえると勘違いした猫たちがすかさず寄ってくる。
仕方なくおやつをあげて寝室に向かい、ようやく猫と寄り添って眠る。
翌朝、オットは私が寝ている間に出勤。
私が目覚めて最初に目に入るのは、いつもラファとチョコ。
「おはよう。今日も一日よろしくね。」
お約束の二度寝をし、自然に目覚めた時間にむっくり起き上がり、リビングに移動すると、猫たちも私の後を付いてきてくれる。
そしてまた、猫たちとの1日が始まる。
臨月のお腹は重たくてしんどいし、出産を間近に控えた不安は確かにあったけれど、朝から晩まで猫たちと一緒に過ごした日々はとても幸せで、かけがえのない時間だった。
今後、毎日こんなに猫たちとべったり一日中過ごせるようになるのはいつだろう。
子供がある程度大きくなってからかな。
ラファとチョコがシニアになったら、仕事を辞めて、家にいたいなぁと思うようになった。猫たちにはずっと元気でいてほしいけれど、もし何かあった時は、付きっきりで介護や看病ができるように備えたいと思った。
オットにその話をしたら、二つ返事でOKしてくれた。何なら今すぐ仕事辞めてもヨシ!だって。
(幸いなことに私とオットは猫に対しての想いがとても似ていて、というかオットの猫愛は私以上かもしれない。オットの猫愛については今後のコラムで紹介していきたい。)
そんなわけで、ゆったりのんびり時間が流れた、46日間。
私にとって、宝物のような思い出となった。
**** コラム次回予告 ****
(4)猫と赤ちゃん、ご対面~。