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猫とおじさん

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「猫とおじさん」というお題。そうか、自覚はなかったけれど、ボクはおじさんなのね。まあ、じいさんと呼ばれるよりは良いか。プロフィールにも書いてはあるけれど、もう少し詳しくボクがどんなおじさんかを説明しておこう。

サンダーバード、ウルトラマン、仮面ライダーは全てリアルタイム。トミーのプラレールは初代から所有。そしてタミヤのプラモ作りに励み、インドア系オタクに進むかと思いきや、「わんぱくでも良い、たくましく育ってほしい」の丸大ハムCM通り、日没まで原っぱやグランドで遊び、ゴロベースやサッカーも経験。そして、夏休みはプールに通い真っ黒に日焼け。ここまでは、高度成長期生まれの昭和男児の模範的な生き様と言えるのではないだろうか。そして、一世を風靡したフォーク・ブームを経験。女子にもてたいがためにギターを購入。しかしながら、女子より楽器とマニアックな音楽に興味が移ってしまい、今度こそは本格的にオタク街道まっしぐら。楽器店に勤務しながら音楽ライター道も歩み、全国の熱心な楽器愛好家、音楽愛好家の嗜好に応え三十余年。現在に至っているワケである。そんなこんなで、一応それなりの経験と実績を積み、プライドなんぞも出来上がっていたボクなのだが、ネコ二人がこつこつと築いた我が人生を一瞬にして木端微塵に破壊した。ドーン!

ところで、ボクは晩婚。51歳で初めて所帯を持った。かみさんが大のネコ好き。結婚から数か月後、二匹のネコが里親を求めて我が家にやってきた。その名はプリンとココア。名付けの親はかみさん。ところが、この二匹、ネコのベテランのかみさんも閉口するやんちゃ者だったのだ。しかしながら、プリンとココアでニャンコ・デビューしたワタクシは彼らがデフォルト。全てを受け入れ、まずは腰をかがめて同じ目線でアイ・コンタクト。何をするわけでもないのにすぐに仲良しになれた。すでに、この時点で飼い主と飼い猫ではなく、対等の関係が始まった。

プリン
ココア

ちなみに、プリンは長毛の超甘えん坊。悪知恵を働かせるが、猫にあるまじき高所恐怖症で運動神経はすこぶる鈍い。天は二物を与えないとは良く言ったものだ。音楽好きの文系猫だ。腹式呼吸によるブレスの長い鳴き声を巧みに操り、空腹時にはかみさんやボクに早弁の交渉を挑む。どちらかと言うとしつこい。ココアは黒猫で武闘派。すばしこく馬力もある。プリンと真逆の体育会系猫だ。しかしながら、鳴き声はか細く可愛らしい。特技は百面相。どちらかというと淡泊。こんなネコたちだから、四六時中一緒に居ても飽きないというもの。

しばらく経つと、ネコが我が家のイニシアチブをとっていることに気づく。自ら食事をとることはできず、掃除することもできない彼ら。そんな彼らのために給仕する人間、掃除もする人間は不思議でもある。そして、長年かけてコレクションしたLP盤のジャケットに歯型をつけられても仕方ないと思ってしまう。ネコ・ファーストだ。ところが、そんなワタクシとネコの関係を傍観していたかみさんに、「・・・ネコ溺愛しすぎ(苦笑)」と突っ込まれるようになった。

さて、おじさんの方はそこそこ長く生きてきているので、世渡りのためずるくもなっているし、疲れてもいる。ところが、ネコと向き合うことで、童心に戻れて、疲れもすっ飛んでしまうのだ。しかも、彼らはウルトラマンも仮面ライダーもタミヤもゴロベースも知らないのに、おじさんと遊ぶ術を知っている。と言うことで、出勤前にニャンコたちと戯れるため少し早く起きている。休日はギターを弾いているとすり寄ってくるネコたちと、スローな時間を過ごすのが日課。猫とおじさんのスロー・ライフは四年半。ボクらの旅はまだまだ続く。

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